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名前: |
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柳原 冨司忠〔やなぎはら ふじただ〕 |
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生年月日: |
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1946(昭和21)年12月15日生 |
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在住: |
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名古屋市 |
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師事: |
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福井啓次郎及び先代 幸圓次郎 |
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略歴: |
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名古屋大学在学中、能楽サークル活動に始めた小鼓の稽古が卒業と同時に玄人への道に入るきっかけとなった。1970(昭和45)年能楽協会名古屋支部入会。
これまでに、〈石橋〉〈道成寺〉〈卒塔婆小町〉〈姨捨〉などを勤める。
1991(平成3)年日本能楽会入会。 |
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役職等: |
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能楽協会 名古屋支部副支部長
日本能楽会会員 |
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◎これまでの舞台生活の中で記憶に残る舞台 |
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1969(昭和44)年 職分披露能(先々代の故七世観世銕之丞(雅雪)氏のシテ、故奥善助氏のツレでの〈望月〉)のときのことです。舞台に入り、床几にカカッテ正面をみたとき、背中に冷や汗が一筋流れ落ちるのを感じ、これから始まる玄人の能の世界への責任の重さを感じた一瞬でした。
〈望月〉前半では緊張のあまり鼓の音は出ない状態でしたが、地頭・寿夫先生の謡に導かれ、次第に舞台の空気にも慣れていき、後半の獅子の場面もなんとか無難に勤めることが出来ました。この時の記憶は30数年たった今でも鮮明に覚えています。 |
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◎今回の出演に向けての意気込み、作品への思い、お客様へ |
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〈葛城〉の大和舞、よく演能される曲の一つでもあり、私自身も観世流のお相手が最も多いのですが、他流儀との相手も多い曲の一つです。特に初同の雪の中の様子を表現する場面に替手もあり、上手に打てるかどうか挑戦してみる予定です。
お客様には、幸清流の鼓の特色である掛声を聴いていただきたいと思います。
葛城の囃子方四名の中で私だけが地元・名古屋から出演させていただくことになり、大変光栄です。地元の小鼓方の一員として頑張って勤めたいと思っています。 |
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◎響の会、響の会同人の清水寛二・西村高夫について |
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銕仙会の中堅として益々のご活躍を期待いたします。また、東京を中心に開催されてきた「響の会」が名古屋で開かれ、私も参加させていただけることを光栄に思っています。
〔'05/10/23 公開〕 |
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