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名前: |
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殿田謙吉〔とのだ けんきち〕 |
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生年月日: |
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1959(昭和34)年12月24日生 |
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在地: |
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東京都 |
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師事: |
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故殿田保輔(父)及び宝生閑 |
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役職等: |
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能楽協会 会員
日本能楽会 会員
重要無形文化財総合指定 |
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◎ これまでの舞台生活の中で記憶に残る舞台 |
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銕仙会関係の舞台は、記憶に残るというよりは、その一つ一つが自分にとって勉強になり、血となり肉となったと思っております。特に先代銕之亟先生が地頭をなさった時は、ワキツレに出ていても、足の痛さを忘れるくらい、その曲の世界に浸っていられたのを思い出します。 |
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◎ 響の会・響の会同人について |
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同人のお二人は、私にとって尊敬する先輩であり、清水寛二氏とは、第1回 響の会での〈道成寺〉以来、古典・復曲・新作とあらゆる舞台をご一緒させていただき、自分の能楽観を深める事ができました。また、西村高夫氏とは、舞台のみならず、プライベートでもお話させていただき、多くの刺激をいただいて参りました。
私もお二人との舞台では、自分なりのテーマを決めて勤めさせていただいたつもりです。お二人は芸の向上や能楽の普及だけでなく、能の将来を考え、切磋琢磨した活動をされています。私もお誘いがあればご一緒して、これからも勉強させていただきたいと思います。 |
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◎ 今回の出演に向けての意気込み、作品への思い |
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〈井筒〉のワキは、一所不住の僧。夢幻能のワキとしては、代表的な役です。僧が初瀬へ行く途中、在原寺を訪れ、業平と紀有常の娘の菩提を弔っていると、そこへ里の女が現れ井戸の水を汲んで古塚に手向けている。僧が不思議に思い尋ねると…という進行ですので、シテが出てくる前の情景をいかに作るかがワキ僧の最大のポイントです。また、曲全体に渡って、シテと観客を結ぶ線上にうまく位置できるかが重要です。〈井筒〉はこれまで何度も勤めてきた曲ですが、今回の響の会は「15周年記念第30回研究公演」という事ですので、新たな気持ちで、また、時間的にも長い曲ですので、摂生して勤めたいと思います。共演の立場としては、シテだけではなく、西村氏の地謡にも期待しています。
〔'06/11/28 公開〕 |
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●公演に併せて出演者の横顔に迫ります |
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このコーナーでは、響の会の各公演に出演する演者をご紹介します。演者の方にはそれぞれ、出演に向けての意気込み、作品への思い、お客様へのメッセージ、響の会へのメッセージなどを語っていただきます。
「この演者の声が聞きたい」など、お客様のご意見・ご要望もお待ちしております。 |
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