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曲名: |
融《とおる》 |
作者: |
世阿弥 |
季節: |
秋(旧暦8月) |
場所: |
京・六条河原院 |
分類: |
切能物・二場 |
上演時間: |
約1時間30分 |
上演データ: |
響の会
第5回研究公演・2部
1997年12月20日(土)
銕仙会能楽研修所
シテ・清水寛二
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清水寛二〔撮影:吉越 研〕 |
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●あらすじ |
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文・清水寛二/西村高夫 |
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旅僧が都の六条河原院に着き、休んでいると田子を担いだ潮汲みの老人が現れ、この河原院は融の大臣が陸奥の塩釜を模して作られたものであると語る。
老人は河原院の景色や月を眺めつつ融の大臣が難波の御津の浜から毎日潮を汲ませ塩を焼かせたが、今は後を継ぐ者もなく荒れ果てたままなのだと語り、懐旧の思いに耽る。
老人が僧に問われるままに今日の山々の名所を教えていると、はや夕暮れとなった。老人は田子を持ち、潮を汲み始めると潮曇に紛れて消え失せてしまう。
やがて融の大臣の霊が現れて、月景色を愛でながら水辺に舞を舞う。
〔'97/12/20 第5回研究公演 パンフレット掲載〕 |
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