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曲名: |
隅田川《すみだがわ》 |
作者: |
観世十郎元雅 |
季節: |
春(旧暦3月) |
場所: |
武蔵・隅田川 |
分類: |
四番目物・一場 |
上演時間: |
約1時間30分 |
上演データ: |
第19回
響の会(予定)
2008年6月21日(土)
宝生能楽堂
シテ・西村高夫
響の会 第6回研究公演・1部
1998年6月20日(土)
銕仙会能楽研修所
シテ・若松健史
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谷本正鉦〔撮影:前島久男〕 |
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●あらすじ |
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文・清水寛二/西村高夫 |
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東国武蔵国、隅田川。折しも大念仏供養が行われている。旅人が渡舟に乗ると、その後が騒がしい。子を失い狂気した都の女が下って来てひとだかりしている。
狂女は船に乗るという。面白く狂わねば乗せぬという渡守に女は業平が妻を恋う歌を引いて、子を尋ねるも思いは同じだと訴える。
渡守は女の心優しさに感じ舟に乗せ漕ぎ出す。渡守は向岸での大念仏は一年前に人商人に連れられこの地で病死した幼子の供養だと語る。
舟が着いても女は動かない、その子こそ我が子・梅若丸だったのだ。我が子の墓と対面した女はこの土を掘り返し今一度姿を見たいと泣き伏す。念仏の声のうちに我が子の声と姿が現れ、追いすがる女。しかし全ては幻、夜明けの光のもとに梅若丸の墓があるばかりであった。
〔'98/6/20 第6回研究公演 パンフレット掲載〕 |
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