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曲名: |
千手《せんじゅ》 |
作者: |
金春禅竹(一説) |
季節: |
春(旧暦3月) |
場所: |
相模・鎌倉 |
分類: |
三番目物・一場 |
上演時間: |
約1時間35分 |
上演データ: |
響の会
第10回研究公演・第1部
1999年10月16日(土)
銕仙会能楽研修所
シテ・西村高夫
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清水寛二〔撮影:吉越 研〕 |
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●あらすじ |
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文・西村高夫 |
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平重衡は一ノ谷の合戦に生捕られ、今は鎌倉、狩野介宗茂のもとに預けられ、憂愁の日々を送っている。
頼朝は貴公子重衡に同情し、手越の長の娘千手を遣わし、労るよう心をつかっている。春雨の降る宵、宗茂もまた重衡を慰めるべく酒を持参した。宗茂は千手が来たことを伝えるが重衡は対面を断る。千手は頼朝の仰せで伺ったのだと宗茂に告げ、宗茂も対面を再度勧める。
重衡は千手に、頼朝に願い出ていた出家の望みの首尾を問う。千手は朝敵ゆえに出家は許しかねるとの頼朝の返事を告げる。落胆する重衡。千手はそれを慰めようと盃を勧める。千手は肴にと朗詠し、舞を舞う。重衡も興に乗り、互いに琵琶と琴で合奏し一夜をすごす。
朝、重衡は処刑のために都に護送され、千手は涙ながらに見送る。
〔'99/10/16 第10回研究公演 パンフレット掲載〕 |
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