響の会〔清水寛二・西村高夫〕
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三山
曲名: 三山《みつやま》
作者: 不詳
季節:
場所: 大和・耳成山
分類: 四番目物・二場
上演時間: 約1時間15分
上演データ: 響の会 第19回研究公演・2部
2003年4月26日(土)
銕仙会能楽研修所
シテ・観世銕之丞(九世)
三山
シテ・観世銕之丞/ツレ・長山桂三
〔撮影:吉越研〕
●あらすじ
文・長谷部好彦(響の会通信編集委員)
 天香久山の膳の公成は、耳成山の桂子を捨て、畝傍山の桜子のもとに通うようになる。色香ある桜子を羨む桂子は嫉妬のあまり、耳成山の池に身を投げる…。
 大和を訪れた良忍上人のもとに桂子桜子の霊が現れる。桜咲き誇る春の夜、二人は桂と桜の枝を持って打ち合うも、夜明けとともに消えていく。
 山々や木々が人間と同じように恋をなす古代万葉の神話的世界が、中世の大和を舞台に能に結晶し、そして現代の我々の前に現れる。
 詞章修補・演出 横道萬里雄・観世銕之亟(八世)。

〔'03/4/26 第19回研究公演 パンフレット掲載〕
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