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曲名: |
鉢木《はちのき》 |
作者: |
世阿弥(一説) |
季節: |
冬(旧暦12月) |
場所: |
上野・佐野
相模・鎌倉 |
分類: |
四番目物・二場 |
上演時間: |
約1時間40分 |
上演データ: |
響の会
第23回研究公演・第1部
2003年12月20日(土)
銕仙会能楽研修所
シテ・若松健史
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山口幸徳〔吉越立雄〕 |
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●あらすじ |
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文・長谷部好彦(響の会通信編集委員) |
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「ああ降ったる雪かな」
上野国佐野は一面の雪。宿を借りようと主の帰りを待つ旅の僧。雪中の僧を一旦は断る主だが、妻のとりなしで、庵の内に招き入れる。わずかな粟の飯、そして秘蔵の梅桜松の鉢木(盆栽)を薪にくべて暖を取るより他、貧しい夫婦に僧をもてなすすべはなかった。
聞けば主は佐野源左衛門常世という名の武士。一族に領地を横領されたなれの果て、しかし一戦あるならば鎌倉に馳せ参じ死ぬ覚悟だと気概を示す。僧は名残を惜しみながら、去って行く。
やがて関東八州の武士たちに、結集が呼びかけられる…。
〔'03/12/20 第23回研究公演パンフレット掲載〕 |
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