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青山に残る「江戸前の味」。 |
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「やっぱり“あん”でしょうね。うちのは京都のとはまた違った『江戸前の味』です」。着物姿でにこやかにこうおっしゃっるのは女将の秋田隆子さん。青山骨董通りにある菊家は昭和十年創業、御主人が長年の勘で練り上げるあんは、舌触りのよい、すっぱりとしたお味です。
看板商品は、利休が茶会で出した「ふのやき」をもとに考案した「利休ふやき」、そして口溶けのよい黄身しぐれ「瑞雲」など。さらに特筆すべきは、その折々季節に合わせ、きめ細かに変わる品数の豊富さ。早いときは週毎に変わることもあるそう。なおかつお茶会や引き出物等の特別注文も受けつけている。今回〈卒塔婆小町〉にあわせて作っていただいたのは、写真の「月」「菊」「とんぼ」の三点。「老いた小野小町の住む、人里離れた侘び住まいと秋という季節をイメージしました」とのこと。
小町ではありませんが、「誘う水あらば」ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 |
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◎メニュー |
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詳しくは「菓匠 菊家」WEBサイトをご覧下さい。
http://home.h00.itscom.net/kikuya/
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〔'08/09/01 第33回研究公演プログラム冊子掲載〕 |
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▲ 名物「利休ふやき」 |
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▲ 「菊」 |
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▲ 「とんぼ」 |
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▲ 「月」 |
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●青山の隠れた名店をご紹介します |
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このコーナーは、響の会研究公演プログラム冊子と連動して、響の会同人 清水寛二、西村高夫がおすすめする銕仙会能楽研修所周辺(東京・青山)の飲食店をご紹介する企画です。
お客様のご感想・ご意見・ご質問などお待ちしております。 |
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